• 2019.3.5

    【飲み会翌日のお肌のお手入れ方法】8つの肌影響&4つのNG習慣とは?

お酒を飲むと肌の調子がよくなる方が稀にいるようですが、悪くなる人の方が圧倒的に多いのではないでしょうか。
どちらにせよお酒は肌になんらかの影響を与えるということですね。今回はその原因と対処法をご紹介したいと思います!



お酒を飲むとカラダに何が起こる??


1つずつ見ていきましょう。

1.血行がよくなる


まずはメリットから。
飲酒は血管を拡張させて血液の流れを良くし、血行を改善します。その影響で体が温まったり、疲労回復したりします。ただし激しい運動直後の飲酒は筋肉の疲労回復が逆に遅れる場合があります。

2.ストレス解消


適量の飲酒はストレスや不安の解消に役立ちます。アルコールは「脳細胞の興奮を鎮める」という抗不安剤と同じような作用をもっています。ストレスは肌荒れの原因にもなるので、たまに楽しいお酒の時間を過ごすのはいいことでしょう。
ただ、その効果がありすぎると脳がそれを覚えお酒が入ってくるのを待ちわび、徐々に量が増え、行き着く先には依存症が待っています。あくまで「適量」というのを頭に入れストレス解消に役立てましょう。

3.新陳代謝が低下する


ここからはデメリットになります。
お酒を飲むと血行が促進され、体温が上がり、新陳代謝は活発になります。しかしアルコールの代謝(分解)が進むと逆に新陳代謝は停滞します。
アルコールを摂取するとアセトアルデヒドを分解するために肝臓がフル稼働しますが(アルコール代謝)この時、他の機能が一時的に停滞するため新陳代謝の機能も下がってしまうのです。水を飲みながら飲酒すると肝臓への負担をやわらげる事ができます。

4.脱水状態になる


お酒=水分補給になると思っている人がいますが、その逆です。お酒には利尿作用があり、トイレで何度も排出することで体は脱水状態になります。飲んだ次の日の体は水分がなくてカラカラ状態だと覚えておきましょう。
体に水分がないのですから、お肌がカサカサになるのも必然です。飲酒後や翌朝は、白湯、炭酸水、スポーツ飲料、経口補水液、味噌汁、しじみ汁などで体に水分をたっぷり与えましょう。お肌の保湿もいつもより丁寧に行いましょう。

5.吹き出物・ニキビができやすくなる


種類にもよりますが、アルコール飲料に含まれる砂糖や塩分の量は意外に多いです。これらを摂取することでIGF-1というホルモンが増加し皮脂の分泌増加などが促され、ニキビができやすくなります。もともとニキビができやすい人は糖質控えめのお酒やおつまみを選ぶ方がいいでしょう。

6.むくむ


血中のアルコール濃度が上昇すると、それを薄めようと血管が水分を取り込みはじめ、リンパや静脈がその処理に追いつかなくなり、むくみが発生するのではないかといわれています。また、お酒のおつまみに塩分が多いことも原因です。
身体的には、水分・塩分がたくさん入ってきたり排出したりと大忙しなわけです。
対処法は、飲酒中や飲酒後に水などのアルコールが入っていない飲み物をたくさん摂って、たくさんトイレにいき、とにかく酒を早く排出することが大切です。顔がむくむ原因になる、うつぶせ寝もやめましょう。

7.皮膚が赤くなる


お酒に含まれるアセトアルデヒドの作用で毛細血管が開き、体が赤くなります。一時的に赤くなるだけでお酒が抜けると元に戻ります。お酒があまり強くない体質の方に多いです。

8.胃が荒れる(肌に悪影響)


アルコールは胃を刺激して胃酸の分泌を促します。またアルコールのせいで胃の粘膜の働きが弱ります。
お肌は内臓の鏡というように、胃が荒れると吹き出物やニキビが出やすくなります。
こうなってしまったら肌だけでなく胃を整えることがとても大切になります。消化のよいものを食べ、できれば医療機関できちんとしたお薬を処方してもらいましょう。

飲酒前後にやってしまいがちなNG習慣

汗をかけば酔いがさめる、は間違いです。

1.入浴

たしかにお酒を飲んだ後に入浴すると気分や香りがすっきりするし、肌もスッキリしますよね。でも、忘れてならないのは飲酒後は脱水状態だということ。湯船に浸かるとさらに脱水状態になり、最悪の事態にもなりかねません。どうしても入浴したい場合は、お酒以外の水分を十分にとり、シャワーだけにする、などの注意をした方がよいでしょう。
また「飲酒中、飲酒後の入浴は心臓に負担をかけること」「酔っているとケガをしやすいこと」も併せて頭に入れておいた方がいいですが、あまりに酔っている場合はお風呂は諦めるのが身のためです。

2.迎え酒

二日酔いには迎え酒がいい、なんて噂がありますよね。
でも、実際には体の脱水症状を加速させてしまいます。余計にお肌もボロボロに。

3.カフェイン大量摂取

アルコール同様、カフェインにも利尿作用があるため、脱水症状を加速させる可能性があります。
むくみをとるためにも利尿作用のあるものを摂取したい、と思ってしまいそうですが、他の水分をとらずにカフェインだけとっていると尚さら体がカラカラになってしまうので要注意。
ただ確かにカフェインは頭をすっきりさせ、二日酔いの気分転換には欠かせない人も多いでしょう。
カフェイン以外の水分をたくさんとり、カフェインを飲み過ぎない、ということに気をつけて飲むようにしましょう。

4.運動

運動して心拍数が上がった状態で飲酒をすると、酔いが早くまわったり、筋肉の疲労回復が遅れる可能性があります。心臓にも負担がかかります。

お酒を飲んだ次の日、お肌のためにできること


1に水分、2に水分、、、
くれぐれもお酒で水分をとらないように。

とにかく水分を摂る
白湯、炭酸水、スポーツ飲料、経口補水液、味噌汁、しじみ汁などがおすすめです。
肌に水分を与える
いつもより念入りにスキンケアしましょう。パックで集中ケアもおすすめ。
むくみには血行促進
保冷材や冷蔵庫で冷やしたタオル&レンジでチンした濡れタオルを交互にあてると目元がスッキリします。

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さいごに

たまに「お酒を飲むと肌がキレイになる」「酒豪は美肌が多い」という人がいます。
これに関わる研究や論文は見つけられませんでしたが、「血行がよくなったから」「お酒でストレスをうまく発散できてるから」「ワインのポリフェノールのおかげ」「日本酒の美肌効果のおかげ」などではないかと一般の人は予想しているようです。

それらの可能性も否定できませんが、もう1つ、
肝臓と肌には関係があり、肝臓の機能が弱いと栄養が体に行きわたらず、たんぱく質やビタミン、ミネラルが不足して肌が荒れるということも考えられるようです。
「酒豪には肌がキレイな人が多い」のはもしかしたら、たまたま内臓が強いからかもしれませんね。
「内臓の強さ」や「お酒を分解する酵素の量」はもともとの体質にもよりますし、
飲酒による脱水、内臓機能や新陳代謝機能の停滞、糖分や脂質・塩分の摂取、睡眠不足はやはりお肌に悪影響を与えます。

「お酒のおかげで肌がキレイなる」という考えは捨て、適度な量かつ自分に合った飲み方でお酒を楽しむようにしましょう♪