「高い化粧品を使っても肌がどんどん衰えていく」
「健康に気をつけているつもりなのに健康診断にひっかかる」
こんなことを感じている方!
もしかしたら、その老化現象や健康の不調は、怖~い「糖化」が原因かもしれません。
糖化とは
体内で余った糖が、たんぱく質や脂質と結びつくことを糖化といいます。
ホットケーキをつくると茶色に焦げますが、これも糖化の1つ。生地の砂糖が牛乳や卵のたんぱく質と結びついて起こる現象です。
糖化は体に深刻なダメージを与える
糖化すると老化促進物質であるAGEが生まれます。
画像はAGEによって糖化が進んだ骨です。ぞっとしませんか。
おそろしいことにAGEは少しずつしか体の外に排出されず残ってしまいます。
そして、AGEは体のあちこちに溜まり、体をむしばんでいきます。
AGEが寿命を決めるとさえ言われています。
糖化は、具体的には下記のような影響をもたらします。
●肌の老化
糖化はコラーゲン繊維を破壊するといわれています。コラーゲンを失った肌は当然弾力がなくなります。また、糖化による老廃物は皮膚の細胞に沈着し、シミやくすみの原因となります。
●動脈硬化の進行
糖化によってできたAGEは血管の壁を傷つけ動脈効果を進行させます。動脈硬化は脳梗塞や心筋梗塞の原因となり、突然死のリスクが高まります。
●骨粗しょう症のリスク増
上記の画像にもあるように骨に溜まった場合は骨が変性します。これにより骨粗しょう症のリスクが高まります。
なんと、糖化は10~15年も老化を早めると言われています。
このほかにも、薄毛や歯周病、不妊、アルツハイマー病、更年期障害、ガンなどにも糖化が関係しているといわれています。
糖化を防ぐためには生活全体を見直す必要があります。
糖化の原因と対策
①早食い、大食い
血糖値が急上昇すると糖化が起きやすくなります。
野菜や食物繊維を食事の最初に摂るベジタブルファーストを実践すると血糖値の急上昇を防ぐことができます。
また、糖質(炭水化物や甘いもの)だけを単体で摂ると血糖値が上がりやすくなります。
ランチを炭水化物オンリーで済ませたりしていませんか?
野菜がない場合でもタンパク質と一緒に摂るだけで血糖値の急上昇は抑えられます。食事の際に牛乳を飲んだり、パスタに粉チーズをかけたり、うどんに卵を乗せるだけでも違いますよ。
食後1時間の血糖値が上がりやすい時間に運動をするのも効果的です。
②睡眠時間が短い
睡眠も血糖値に関係しています。睡眠不足だと血糖値を下げるインスリンの働きが低下してしまうからです。結果、糖化しやすい状態になってしまいます。
③たばこ
タバコの煙がAGEを増やす事が分かっています。周りにいる人の副流煙を吸うだけでも、なんと約30分でAGE量が増えてしまうんだそう…!
④AGEそのものの摂取
実は、AGEそのものが含まれている食品があります。
たとえばベーコン、フランクフルトなどです。他にも様々な食品にAGEは含まれています。
同じ食材を毎日食べ続けるのではなく、色んな食材を摂ってリスクを分散させるのが賢い食事の仕方といえるでしょう。
⑤高温調理
AGEは高温で増えます。
焼く、揚げる、炒める、電子レンジ
糖化しにくい調理法
生、煮る、蒸す
煮る、蒸すというのはもともと健康的なイメージがありますが、糖化の観点からもそちらがおすすめなんですね。
ここまで読んで「もうおそい…」「糖化まっしぐら…」と思った方がいるかもしれませんが、、
今からでも食い止められる!
糖化を防ぐためには上記でご紹介した「糖質を摂りすぎないこと」「血糖値をあげない食事法」を実践した方がいいですが、実はAGE自体を抑える食材があるんです!
毎日取り入れることで糖化を予防することができます。
直接AGEに作用する食材
①濃い緑茶
緑茶に含まれるカテキンに糖化を抑える効果があります。
1日2杯程度、濃くいれた緑茶を飲むのがおすすめ。カフェインレスの緑茶でもOKです。
普段コーヒーばかり飲んでいるという方は緑茶も取り入れてみてはいかがでしょうか。
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②ブロッコリースプラウト
スルフォラファンという、ブロッコリースプラウトに含まれている成分が抗糖化に強い効果を発揮することが分かっています。
スルフォラファンは、糖とたんぱく質が体内で結びつくのを阻害し、糖化を抑えます。
ブロッコリースプラウトを1日1パック(25g)程度食べるだけで効果が見られるそうなので、毎日の食卓に1品加えるといいでしょう。
食べる時の注意はよく噛むこと。咀嚼することによってスルフォラファンが増えることが分かっています。
また、最近では「ブロッコリースーパースプラウト」というスルフォラファン量が多い商品や、スルフォラファンのサプリメントなども販売されています。上手に活用しましょう。
富山の薬屋 ブロッコリースプラウト
約1ヵ月分 1290円
認可の厳しい国内の医薬品GMP工場で製造。成熟したスルフォラファンの7倍のスルフォラファンを含んだ「新芽スルフォラファン」を使用。明日葉、金時ショウガとともに負けない体を作ります。
その他にも、エビ・カニの甲殻やキノコ類に含まれるキチン・キトサン、たまねぎに含まれるケルセチン、ヨーグルトのホエイなども抗糖化に効果があるのではないかとして注目されています。
さいごに
「糖化、糖化、、、」といっているので、糖がすごく悪いものと思われそうですが、糖は筋肉や脳のエネルギー源になる大事な栄養素です。糖だけを過剰に抑えるのではなく、食事の仕方や運動、喫煙、睡眠などを見直して糖化を防ぎ、若々しい健康な体と美肌を手に入れましょう!