「3万円の美容クリームより効果がある」「究極のアンチエイジングクリーム」と謳われ人気爆発してしまったヒルドイドクリーム。
ヒルドイドは医師の処方がないと手に入れられないのですが、美容目的(を隠して?)の処方が増えたからか、医療費が60億円も押し上げられてしまったそうです。
処方増加の要因ははっきりしないものの、大きく増加したのは「20~50歳代の女性」ということで、美容目的の処方が原因の可能性は高そうですよね。
ヒルドイドとは
ヒルドイドは医療用医薬品の血行促進・皮膚保湿剤です。
「ヒルドイド」というのはマルホ社の商品名で、効果を発揮している主成分はヘパリン類似物質というものになります。
「ヘパリン類似物質」は大変保湿効果に優れているということで、アトピー性皮膚炎や火傷などの患者さんの治療薬として長年親しまれてきました。
ヘパリン類似物質 3.0mg
グリセリン、スクワラン、軽質流動パラフィン、セレシン、白色ワセリン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル
本当に必要な人にまわしてください
そんなヒルドイド、芸能人や美容家が「小じわが減る」「肌が生き返る」などと発信し、さらに「保険を使えば3割負担で手に入る」ことから、美容目的での処方が増え、大きなニュースになってしまいました。
ニュースといっても、「公的医療保険財政がひっ迫しているのに、ヒルドイドの処方増加により、医療費が押し上げられてしまった」「在庫が不足して本当に必要な患者にまわらない」などというネガティブなニュースです。
筆者の息子もアトピーなので、この騒動があって、処方数が減らされて本当に困りました。
1日2回、全身にヒルドイドを塗って肌を守らなければいけないのですが、たとえ赤ちゃんでも背中もお腹もとにかく全身なので、大人の顔より遥かに広い面積。それを毎日ずっと続けるのだから、ヒルドイドは元々いくらあっても足りないものだったんです。
●現在は保険対象外!
そして2018年度の診療報酬改定において、「治療以外の目的で処方された場合には保険給付の対象外とする」ということが明示されました。
美容目的と判断された場合は、3割負担にならないということです。
ヒルドイドは本当に必要な人のためのものです!
ストレスで手のアトピーがやばくなってきた。
どーしよ。 pic.twitter.com/RzUSBTD27r— めぐみ。 (@xy_ms) 2018年11月5日
ヒルドイドに代わる保湿剤
でも、病院にいくまでとは自分で思っていないけど、「私すごく乾燥する」という方もいるでしょう。
加齢にともない、乾燥しやすくもなってきます。
実は、ヒルドイドと同じぐらいの保湿効果をもつ市販商品は色々あります。
価格は「3割負担と同等」とまではいかないものの、保険は治療の時のための制度。これからご紹介する商品は、高価な化粧品よりは求めやすい価格です。ぜひ頭を切り替えて美容の道に突き進みましょう!
【ヒルドイドに負けない保湿商品】
まずはこちらです。
こちらがヒルドイド問題を受けてマツキヨが開発販売をはじめたというヒルメナイド油性クリームです。
さすが、パッケージも成分も似ていますね。とてもありがたい商品です。
ただし発売以来、人気がありすぎて希少品となっています。通販ではずっと在庫×の状態。
もしお店で見かけることがあったらゲットしておくとよいでしょう。
ヘパリン類似物質 3.0mg
グリセリン、スクワラン、流動パラフィン、ワセリン、セレシン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンオレインエーテル、硫酸Mg、パラベン
↓↓↓ヒルドイドの成分をおさらい↓↓↓
ヘパリン類似物質 3.0mg
グリセリン、スクワラン、軽質流動パラフィン、セレシン、白色ワセリン、サラシミツロウ、グリセリン脂肪酸エステル、ジブチルヒドロキシトルエン、エデト酸ナトリウム水和物、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸プロピル
すごいですね~
成分は重量の多い順から記載されています。上位の成分は、本家ヒルドイドとほぼ同じです!
もしかしたら保湿力は上回る!? ヘパリン配合乳液
NALC ナルク 薬用ヘパリンミルクローション
ヘパリン類似物質、グリチルリチン酸ジカリウム
【その他の成分】精製水、ジプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、濃グリセリン、ヒアルロン酸ナトリウム(2)、スクワラン、軽質流動イソパラフィン、自己乳化型モノステアリン酸グリセリル、2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液、水酸化カリウム、天然ビタミンE、フェノキシエタノール など
こちらにもヘパリン類似物質のほかにグリセリン、スクワランなどヒルドイドと同じ成分が入っています。また、それ以外に保湿成分ヒアルロン酸や、ヒアルロン酸の2倍の保湿力をもつといわれるリピジュア®(2-メタクリロイルオキシエチルホスホリルコリン・メタクリル酸ブチル共重合体液)も含まれていることから、より高い保湿効果が期待できるかもしれません。リピジュアは塗布後に水洗いしても高い保湿力を保つことから、汗にも強いと思われます。
しかも200mlの大容量なので、顔だけへの使用なら4~6ヵ月もつそうですよ。
コスパがいい!
さいごに
さて、前述のとおり、我が家もヒルドイドが常備してあります。息子がアトピーだからです。
子供はまだ小さく私が塗ってあげているので、その保湿効果はまさに肌に染みて感じます。
私の手にもつきますからね。
でも自分の美容のために塗ろうと思ったことはありません。
なぜなら私、もっとすごいクリームを使っているから。
正直、本当は教えたくないです。
最後まで読んでくれた方にだけ、ということでこっそり教えちゃいますね。
それはこちらっ
毎年10月~3月まで発売しているとなっていますが、3月に売っているところなんて見たことがないっ!
1月ぐらいには完売して、どこを探しても見当たらなくなる記憶があります。
筆者はこれを愛用して5年は経つと思います。
「越冬クリーム」という名のとおり冬限定なのですが、これがない夏なんてもう過ごせなくなってしまい、冬の間に夏の分もチョコチョコまとめ買いをし、年がら年中使っているという…ワタシが本当に愛用しているシロモノ♥
もう、これがないと生きていけないっ
というわけで、完売されたくないから、本当は教えたくない商品でした。
ヘパリン類似物質は配合されていないものの、
加水分解コラーゲン・加水分解ヒアルロン酸・コメヌカスフィンゴ糖脂質(すべて保湿成分)、ハチミツ・プロポリスエキス・エーデルワイスエキス・ユキノシタエキス・インペラトリア葉エキス(すべて保湿成分)などの保湿成分がどっさり使われていて、本当にずっと潤います。
それなのに100g 1296円!!
少なくとも2ヵ月はもちます。
ああ、言っちゃった。
みなさん、在庫がなくなるから絶対に買わないでくださいね!