• 2018.2.1

    肩こり・首こりの放置は危険!対処法をまちがえると動脈解離の引き金になる?!【今すぐ対策を】

PC、スマホを長時間見る機会が多い現代人。様々な健康への影響が懸念されています。その中の1つの症状がストレートネックです!

ストレートネックとは


出典 https://nelgu.jp/useful/straightneck.html

ストレートネックとは、本来カーブを描いているはずの首の骨が、まっすぐになっている状態のことをいいます。下の方にあるものを首を動かさずに長時間見たりすることで、骨が歪んでしまうのです。PCやスマホ、タブレットなどのせいでストレートネックの人が増えていることで「現代病」とも言われています。



ストレートネックになると、体の約10%もある頭の重みが頸椎にまともにかかることになるので、筋肉や神経に大きな負担を与えます。

そして様々な慢性的な症状を引き起こします。

中にはストレートネックを軽く考えている方もいるかと思いますが、それは大きな間違いです。
10年後は日常生活もままならないような辛い症状になっている可能性が、十分に考えられるのです。

いかに早く「自分がストレートネックである」ということに気づき、予防と改善に取り掛かるかで将来が変わってくると言っても過言ではないでしょう。

なぜなら、私が今その症状に苦しんでいて、快適とはいえない日常を過ごしているからです。

背が高い人、在宅ワーク、女性はリスクが高い!


背が高いとデスクが下の方にきて目線が下がるので、どうしても首を曲げないといけない状況になります。

また、立ったり電話をとったり話したりなどの動作が少ない在宅ワークは首の筋肉が固定されがちです。オフィスでも、1人で黙々と作業するような職種は要注意です。

頭の重さを支える首の筋力が低い女性もリスクが高いと言われています。

その他、幼少期からスマホやタブレットを見ている現代の子供も将来がこわいですよね…
周りの大人が気遣ってあげるようにしましょう。

ストレートネックが引き起こす症状

 頸部脊柱管狭窄症

症状:慢性的な肩こり、首こり、手のしびれ、握力の低下、二重あご、イライラ、鬱



頸部脊柱管狭窄症は、頸椎の椎骨や椎間板、靭帯や筋肉に過度の負担がかかり、脊柱管が狭まることで起こります。

手のしびれは家事や仕事、育児だけでなく、箸がもてなくなるなど日常生活にも影響を及ぼします。
自律神経にも影響を及ぼし、イライラや鬱などの症状も引き起こします。

慢性的なめまい、頭痛、肩こり、首コリ
頸部脊柱管狭窄症でも起こりますが、そう診断されなくてもこれらの症状は起こります。
一般的によく聞く症状なので大したことないと誤解されがちですが、慢性的となると話は違います。
外出する、運転する、仕事をする、そんな普通の生活に影響を及ぼす場合が多いので、しっかり対処していくことが大切です。

仕事のパフォーマンス低下
首は頭に酸素を送る場所ですから、首がつまると頭に酸素や栄養を送りにくくなり、仕事のパフォーマンスが低下してしまいます。ぼーっとして眠くなったり、ストレスがたまり、うつの引き金になることもあります。

ストレートネックの改善法

長年デスクワークをしている方やスマホを見ている時間が長いという方は、ストレートネックの可能性が高いです。
まずは整形外科に行って、自分の首がどんな状態かレントゲンで調べてもらいましょう。

枕は低いものに!

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高さのある枕を使っていると、寝ている時まで首が前に傾いた状態になってしまいます。
極力低い高さの枕を選ぶようにしましょう。
口コミなどを見ると低反発枕はストレートネックの改善にはならなそうです。




スマホやPCを見る時の姿勢に気をつける


米ニューヨーク市の脊椎専門のクリニック ケネス ハンスラージ氏(Dr. Ken Hansraj )の研究によると、頭を前に倒す角度によって、15度で12Kg 30度で18Kg 45度で22Kg 60度で27Kg と首への負担が増していくことが分かっています。
出典 http://www.straight-neck.com/text-neck/

通常、大人の頭の重さは4~5kgといわれています。それが、頭が下を向けば向くほど、図のように首への負担が増えるわけですから、影響がでないわけがありません。

首の上に頭がのっかる、ということを意識して生活することが大切です。
いくら背筋を伸ばして姿勢をよくしていても、首だけ曲がっている、という場合が多いで、注意が必要です。

PC台を高くするなど、目線の高さにPCやタブレットがくるよう対策するようにしましょう。


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なるべくハイヒールを履かない

ハイヒールは腰痛や肩こりを引き起こし、弯曲異常を引き起こします。

首の体操・ストレッチ方法

ストレートネックを予防するには筋肉をほぐして首の可動域を広げることが大切です。
仕事やスマホの合間でもできる一番簡単な方法は首回しの体操です。

上、右、下、左、を右回し、左回し、それぞれ3回ずつ、首まわりの緊張がほぐれることをイメージしながら、ゆっくりと回します。首だけを回すように、体の軸を意識し、自分で動かせるギリギリのところまで回していきましょう。


ただし首はデリケート!肩こり・首コリの治療で死亡する例も 首ポキもNG!

首は人間のカラダの中でも特に重要な部分です。心臓と脳をつなぐ部位でもあり、時に致命的な結果を引き起こします。

肩こり、首こりを対処する際に気をつけたいのが限界を超えて首を動かし過ぎないことです。

こんな症例があります。


アメリカのモデルが首を痛めて、カイロプラクティックに通っていました。しかし、首の痛みは治まらず、それどころか数日後に死亡してしまいました。

首を旋回させたり、引っ張って伸ばしたりの施術を受け続けたことで、首の血管の壁が裂け、血液が流れ込む状態になってしまったのです。

その結果、血流が悪くなり、血栓が脳で詰まり、脳こうそくを起こしてしまったのです。


また数年前には乳幼児が「ずんずん運動」という首ひねり体操で死亡する事故もありましたよね。

このようなリスクをおさえるためには、他人の力をかりないとできないような動きは極力避け、自分で動かせる範囲で、ほぐしたり整えたりすることが大切です。

また、首を曲げてわざとポキポキ鳴らす行為も椎骨動脈解離のリスクを高めます! 今すぐやめるようにしましょうね。

さいごに

普段姿勢のいい人でもストレートネックという可能性は十分にあり得ます。スマホを触る時間が長かったり、PCを触り出して何十年も経っている方、肩こり・首こり・頭痛が慢性化している方は一度診察を受けてみるといいですね。

私の場合、ストレートを通り越して、逆側に反れてきていると診断されてしまいました。
肩こり、首コリはもちろんのこと、平らな場所で仰向けに寝ると、底に落ちていくような「めまい」に悩まされています。。。
みなさんには、そうなる前に対策してほしいと切に願います!