この時期はやはり焼き芋が美味しそうに見えますよね~
実は数年前から焼き芋ブームは続いていて、毎年東京で行われる「品川やきいもテラス」の来場者は、2017年が3万人、2018年は4万3000人、さらに2019年は5万人が見込まれているそうです。
ただ焼き芋って、糖質高そうですよね。「今、糖質制限中だから焼き芋はちょっと…」という方も多いことでしょう。
でもご存知でしたか? 焼き芋の原料サツマイモにはダイエットに効果的な成分がたくさん入っているんです。
そこで、今回は焼き芋のおすすめの食べ方やカロリーをご紹介しちゃいます♪♪
焼き芋のすごい栄養価
焼き芋の材料であるサツマイモは美容や健康にいい栄養がたっぷりです。
1つずつ見てみましょう。
サツマイモにはクロロゲン酸やアントシアニンなどポリフェノールがたっぷり含まれています。皮に多く含まれるため、皮をむかずに丸ごと食べるのがおすすめです。
ポリフェノールは抗酸化物質で、アンチエイジングや美容、生活習慣病予防、免疫力UPに効果があると言われています。クロロゲン酸には脂肪の吸収を抑える効果もあります。
サツマイモの実の黄色の部分はβカロテンが豊富です。
抗酸化物質であるβカロテンは、アンチエイジングや美容、生活習慣病予防、免疫力UPに効果があると言われています。
サツマイモにはビタミンB1、ビタミンC、ビタミンEなどのビタミン類が豊富に含まれています。特にビタミンCの含有量は、りんごの5倍以上もあり、健康や美肌に高い効果が期待できます。
さつまいもは、じゃがいもやさといもなど他のいも類と同様に、カリウムを多く含みます。カリウムはミネラルの一種で、むくみの予防・改善などに効果があります。
サツマイモの食物繊維量はジャガイモの約2倍もあり、いも類の中ではトップです。
サツマイモに含まれる食物繊維は不溶性で、大腸まで運ばれ、腸内の水分を吸収して便のカサを増やし、腸の蠕動運動を活発にして便秘を解消します。
また食物繊維は体内のコレステロールを排出します。
サツマイモを切った時に出てくる白い液体です。
ヤラピンは超の蠕動運動を活発にしたり、便を柔らかくしたりする働きがあります。食物繊維との相乗効果で便秘を予防解消します。
がんを予防するといわれている話題の成分です。ガングリオシドは、ガン細胞の増殖を抑える働きを持っているとされています。ガングリオシドは野菜や果物に含まれますが、サツマイモに含まれているガングリオシドが、特に抗ガン作用が強いと言われています。
それを裏付けるように、サツマイモの消費量が多い鹿児島県は、全国でもガンの発生率が低いというデータがあります。とりたてのサツマイモの方が含有量が高いので、手に入れたらすぐに食べるのが効果的です。
ガングリオシドも話題ですが、こちらも今注目されている新成分です。
レジスタント(難消化)スターチ(でんぷん)は、糖質にふくまれていますが、体に吸収されず、食物繊維と共に大腸まで送られます。そこで少しずつ食べかすなどを巻き込んで便になり、排出されます。でんぷんながらにして、食物繊維と同じような働きをするということで注目されているのです。レジスタントスターチは、不溶性・水溶性両方の食物繊維の性質を持っているので便秘解消にはとても効果的です。
またレジスタントスターチは、消化吸収を緩やかにする働きももっているほか、痩せ菌を育てるため、肥満予防にも効果があるといわれています。
サツマイモの効果一覧
便秘予防解消
生活習慣病予防
がん予防
免疫力UP
美容
アンチエイジング
ダイエット
焼き芋ってこんなにすごい効果があるんですね!
とはいえ焼き芋は糖質が気になる!
サツマイモの糖質は、生で100gあたり30gほどですが、
焼き芋にすると糖度が上がり、100gあたり35.5gになります。
さらに、焼き芋1本(300g)となると、なんと106.5gもあります。
りっぱな高糖質食材といえるでしょう。
ご飯一膳(150g)の糖質量は55.1gですから、1本食べるとご飯2膳分に迫る勢いですね!
焼き芋のカロリーは?
焼き芋のカロリーは100gあたり163kcalです。
ということは…1本あたりだと、なんと489kcalもあります!
お米と比べてみると…
白米のカロリーは100gあたり168kcal
ご飯一膳(150g)のカロリーは252kcalですから、こちらも1本食べるとご飯2膳分に近い数字になります。こちらも高カロリー食材といえます。
焼き芋半分でご飯一膳ぐらい と覚えておくといいでしょう。
ちなみに
ショートケーキ1人分…330kcal
モンブラン1人分…425kcal
です。
焼き芋を1本でケーキと同等以上のカロリーになります。
焼き芋はダイエットに向いてる?
その甘さだけでなく、カロリーや糖質を見ても「スイーツ」と言える焼き芋。
でも、忘れてはいけません。
他のスイーツよりもかなり栄養豊富で、便秘効果やダイエット効果があることを。
そう。日々のオヤツに焼き芋を食べれば、ケーキやクッキーを食べるよりはるかに健康になれるんです。
また本格的にダイエットするなら
白米やパン、パスタの置き換えとしてサツマイモを食べましょう。
例えば、朝食を焼き芋半分とゆで卵だけ、にするのです。
焼き芋は腹持ちもよく、食物繊維が豊富でエネルギー源になり、痩せ菌を育てる効果まであるのですから、朝食の置き換えにはぴったりなんですね。
ダイエットにおすすめの食べ方は?
焼き芋、焼き芋と言っていますが、実は焼き芋は、生のサツマイモに比べて糖度が高くなるため糖質やカロリーが高くなってしまいます。
ですので、ダイエットするなら焼き芋になっているものより、自分でサツマイモを買って調理する方がおすすめです。
調理するといっても、バターを乗せたり、てんぷら、スイートポテトや大学芋のように砂糖を使用するとカロリーや糖質、脂質が高くなってしまうので要注意です。
サツマイモは蒸してそのまま食べたり、お味噌汁に入れて食べるとヘルシーに食べることができます。輪切りにして水を少し入れてレンジでチン!も簡単でおすすめですよ♪
サツマイモの栄養を手っ取り早く摂りたい人にはこちら
よし!明日からサツマイモを摂るぞ~
、、、と思ったら、意外にサツマイモってお値段するんですよね。
また生のサツマイモは硬いので、切るのがちょっとコワいなんて方もいるでしょう。
そんな時におすすめなのは、下記のようなスムージー(cold)やポタージュ(hot)を利用する方法です。
朝さつまいもダイエットシリーズ
こちらは「さつまいもダイエット」の本を出している先生監修のさつまいもスムージー。ホットのポタージュもあります。専用スプーンで水や牛乳に溶かすだけなので、気軽にダイエットに取り入れることができますね♪
まとめ
焼き芋は予想していた通り!?カロリーや糖質が高い食材です。
ですが、ダイエットや健康、美容にいい成分が、それはもうたくさん含まれているので、お米やパスタ、スイーツを食べるよりもはるかにメリットが大きいです。それらと置き換えることで、よりヘルシーな毎日を過ごすことができるでしょう。みなさんもぜひサツマイモ生活を始めてみてくださいね♪